| Skaters and Coaches Handbook 1999-2000 Edition スケーター&コーチ向けハンドブック 2000年版抜粋 テスト規程集 |
| プレアルファ〜デルタ(基礎テスト)規程 |
この規程は、特記事項がない限り、全ての動きに共通して適応するものとする。 1. 背筋は、腰から頭までまっすぐに伸ばす物とする。 2. 膝は、体重が載っているときは軽く曲げるか柔軟に保つ物とする。 3. フリーレッグは必要に応じて、つま先(トゥ)を外向きにポイントし、のばしておく物とする。 4. 両腕は胸より低く腰より高い位置で柔軟にカーブした状態で保つ物とする。 肘を突っ張ったり、両腕を硬直させてはならない物とする。 5. 両手は手のひらをしたに向けて、体の両側と前面の中間あたりで氷と並行に保つ物とする。 プレアルファ・テスト〜デルタの大会イベントについては、大会規程集を参照のこと。 |
| プレアルファ・テスト |
1.ツーフット・グライド(両足滑走): スケーターは、3歩助走をつけた後に両足でスケーターの身長と同じ長さ以上滑走する。 2.ワンフット・グライド(片足滑走): スケーターは、3歩助走をつけた後に片足でスケーターの身長と同じなが最上滑走する。 a. 右足滑走 b. 左足滑走 3.フォワード・スウィズル(前進ひょうたん型滑走): 少なくともスケーターの身長と同じ長さの距離を両足で滑走し、その間に両足で3回の開きと閉じの動きを行う。 |
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4.バックワード・ウィグル(ジグザグ・バック): 少なくともスケーターの身長と同じ長さの距離を両足で滑走し、その間に4回のジグザグ滑走を行う。 5. バックワード・スウィズル(後進ひょうたん型滑走): 少なくともスケーターの身長と同じ長さの距離を両足のバックワードで滑走し、その間に両足で3回の開きと閉じの動きを行う。 |
| アルファ・テスト |
1. フォワード・ストローキング: 左右それぞれの足によるプッシュは、トゥピックを使用することなく、スケート・ブレードのインサイドエッジで行う物とする。 それぞれの足による滑走の長さは、少なくともスケーターの身長と同じ長さとし、フリーレッグはスケーティングレッグの後方に保つ。 滑走は、アウトサイドエッジから開始する物とし、次の足の滑走のためのプッシュを行うためにフリーレッグを接近させた時点でインサイドエッジとなる。 少なくともスケーターの身長と同じ長さのストロークを交互に少なくとも6歩行う物とする。 2. フォワード・クロスオーバー(右足クロス): 外側(右)の足のインサイドエッジでプッシュし、氷から足が離れた時には横後方にのばし、更にその足を他方の足の前方から交差させて滑っている円の内側へ置く。 内側(左)足は、アウトエッジでプッシュし(トゥではない)、氷から放しながら円の外側へのばし、更にその足を戻して滑っている足の隣に置く。 外側(右)の肩及び腕は前方に置き、内側(左)の肩及び腕は後ろに置く。 少なくとも途切れることなく10歩のストロークを滑走する物とし、各ストロークは少なくともスケーターの身長と同じ長さとする。 3. フォワード・クロスオーバー(左足クロス): 上記と同じ課題を反対方向で行う。 4. ワンフット・スノープローストップ(片足雪かきストップ=イの字ストップ): 左右いずれかの足のインサイドエッジで氷を削るように止める動作で、バランス良く完全にストップする物とする。 課題は直線で行う物とし、ストップした後スケーターは3カウントの間、停止姿勢を保つ物とする。 |
| ベータ・テスト |
1. バックワード・ストローキング(後進滑走): それぞれの足のインサイドエッジを使って、トゥを使わずにプッシュして押し出す。 各ストロークは少なくともスケーターの身長と同じ長さとし、フリーフットは滑った後のトレース上に、体の前方に保つ。 各ストロークはアウトサイドエッジで開始し、次のストロークのためにフリーフットが近づくときにインサイドに変わって次のストロークのプッシュを行う。 少なくとも途切れることなく10歩のストロークを滑走する物とし、各ストロークは少なくとも素ケーターン身長と同じ長さとする。 2. バックワード・クロスオーバー(右足クロス): 外側(右)の足のインサイドエッジでプッシュし、左足の前から交差して滑っている円の内側へ置く。 内側(左)足は、アウトエッジでプッシュし、滑っている円の外側へのばすように氷から離れ、更にその足を戻して滑っている足の隣に置く。 外側(右)の肩及び腕は前方に置き、内側(左)の肩及び腕は後ろに置く。 少なくとも途切れることなく10歩のストロークを滑走する物とし、各ストロークは少なくともスケーターの身長と同じ長さとする。 外側の足を氷から離さずにクロスするカットバックはこのテストでは認めない物とする。 3. フォワード・クロスオーバー(左足クロス): 上記と同じ課題を反対方向で行う。 4. Tストップ(右アウトサイド): ブレーキを掛ける足(右足)を滑っている足(左足)の後方に配置して、右アウトサイドエッジを使ってバランス良く完全に止まる。 この課題は直線で行う物とし、最終的に静止した状態は3カウントの間保つ物とする。 5. Tストップ(左アウトサイド): 上記と同じ課題を反対の足で行う。 |
| ガンマ・テスト |
1. 右フォワードアウトサイド・スリーターン(片足): ストローク全体は少なくともスケーターの身長の2倍の長さとし、ストロークの中間で、右フォワードアウトサイドからバックワード・インサイドへのターンを行う。 ターンの入りと出口のカーブは同じでなければならない。 スケーティングレッグ(右)側の肩及び腕は前方におき、フリーレッグ(左)側の肩及び腕を後方に置いてスタートする。 円周上で、腰が回転する前に肩を回転させてひねる。 ターンの瞬間にはスケーターの肩と腰は逆方向にひねる。 ターンの後も、スケーティングレッグ(右)側の肩及び腕は前方におき、フリーレッグ(左)側の肩及び腕を後方に置く。 ストローク全体を通じて、フリーレッグは氷に触れてはならない。 ターンの後のバックワード・インサイドエッジは、審査員が十分と判断するまで滑走を保つ物とする。 2. 左フォワードアウトサイド・スリーターン(片足): 上記と同じ課題を反対の足で逆方向に行う。 3. 右・フォワードインサイド・オープン・モホーク・コンビネーション: このコンビネーションには2つのモホークがあり、合計7つのステップのシークエンスで構成される。 フォワード・インサイド・モホーク及びバックワード・アウトサイド・モホークはそれぞれ2つのステップからなる。 スタートはTポジション(プッシュをするときの足の形。 滑走の形ではない。)から行い、フォワード・インサイド・オープンモホークの前に3歩の助走(ストローク)を行う。 フォワードインサイド・エッジで滑走しながら、右足の内側に左足のかかとを置き、滑走する円周の内側でバックワードに踏み替える。 右の肩と腕はターンの前は体の前方に置き、ターン終了後は同じ位置を保って体を押さえる。 フリーレッグは後方に伸ばし、滑走する足の隣に置く。 同時に左足でプッシュして前方にのばし、右足はバックワード・アウトサイドエッジで滑走する。 スケーターは、肩、腕、腰を外側に回転させ、左足のフォワードアウトサイドエッジに踏み替える。 最後のエッジは審査員が十分と判断するまで滑走を保つ物とする。 2つ目のモホークでは右足はプッシュしない物とする。 それぞれのカーブの直径は少なくともスケーターの身長の2倍とし、それぞれのカーブは、ほぼ均一の大きさ及びスピードであるものとする。 更に、各ストロークは少なくともスケーターの身長と同じ長さである物とする。 |
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4. 左フォワード・インサイド・オープンモホーク・コンビネーション: 上記と同じ課題を反対方向に行う。 5. ホッケー・ストップ: 両足を揃えて(片足のインサイドエッジと他方のアウトサイドエッジで)氷を削るように、バランス良く完全に止まる。 課題は直線で行う物とし、両足は並行に保ち、ストップが完了したときには、肩は足と並行に保つ物とする。 ストップした後、停止した状態を3カウント保つ物とする。 |
| デルタ・テスト |
1. 右フォワード・インサイド・スリーターン(片足): ストローク全体は少なくともスケーターの身長の2倍の長さとし、ストロークの中間で、右フォワードインサイドからバックワード・アウトサイドへのターンを行う。 ターンの入りと出口のカーブは同じでなければならない。 フリーレッグ(左)側の肩及び腕は前方におき、スケーティングレッグ(右)側の肩及び腕を後方に置いてスタートする。 円周上で、腰が回転する前に肩を回転させてひねる。 ターンの瞬間にはスケーターの肩と腰は逆方向にひねる。 ターンの後も、フリーレッグ(左)側の肩及び腕は引き続き後ろにおく。 フリーレッグ(左)は後ろに押さえ、氷に触れないように保つ。 ターンの後のバックワード・アウトサイドエッジは、審査員が十分と判断するまで滑走を保つ物とする。 2. 左フォワード・インサイド・スリーターン(片足): 上記と同じ課題を反対の足で逆方向に行う。 3. フォワード・エッジ(セミサークル) a. フォワード・アウトサイド・エッジ: 少なくとも4つの連続するセミ・サークルをフォワード・アウトサイドエッジで、左右交互の足換えをしながら滑走する。(例: 最初が右足スタートの場合、最初のセミ・サークルは右足、2つ目は左足、3つ目は右足、4つ目は左足) 各セミサークルの直径は、少なくともスケーターの身長と同じ長さとし、最大スケーターの身長の3倍以内とする。 セミサークルはアクシス上に揃える物とし、各スタートの押し出しは、トゥ蹴りでなく、インサイド・エッジからのプッシュを行う物とする。 b. フォワード・インサイド・エッジ: 少なくとも4つの連続するセミ・サークルをフォワード・インサイドエッジで行う。 その他の必要事項は、上記のフォワード・アウトサイド・エッジと同じ。 ISI大会では、それぞれのエッジで2つのセミサークルを、間に余分なステップやターンを入れずに連続して滑走する物とする。 4. シュート・ザ・ダック(シット滑走)またはランジ(選択課題) a. シュート・ザ・ダック(シット滑走): 滑走の長さは、スケーターの身長の4倍とする。 フリーレッグは前方に伸ばし、腰はスケーティングレッグの膝よりも低く保つ物とする。 尻部はスケーティングレッグのかかとで支えてはならない。 腰は前傾させて背筋はまっすぐに保つ。 頭の位置は自由とし、滑走エッジ又はフラット、滑走する足、滑走方向はスケーターの選択に委ねる物とする。 滑走中はフリーレッグは前方に、氷と並行に、トゥは軽く外向きにポイントして保つ物とする。 この姿勢になる前のしゃがみ込む動作は片足でも両足でも良いが、立ち上がるときは片足で行う物とする。 腕の位置は自由とし、スケーターはフリーレッグやブレードを持っても良い。 b. ランジ: 滑走の長さは、スケーターの身長の4倍とする。 腰はスケーティングレッグの膝より高くならないように保ち、フリーレッグは後方に伸ばし、トゥは外向きに開いてポイントして保つ物とする。 ランジ滑走中は、フリーレッグのスケート靴の内側のくるぶし部分のみが氷に当たる物とする。 背筋はまっすぐに伸ばして保つ物とする。 頭及び腕の位置は自由とする。 課題は前進で行い、動作の開始(スケーティングレッグの曲げ)及び終了(立ち上がり)は、同じ片方の足で、両腕を横に伸ばして行う物とする。 5. バニーホップ: 片足のフォワードで滑走から前方に向かって跳ね、他方の足のトゥで着氷して、直ちに踏み切り足のフォワード滑走に戻る。 |
| プレアルファ〜デルタ・テスト実施要項 |
まず最初に、スケーターはスケート靴が正しく履けているか、靴紐がきちんと結ばれているかどうか確認し、正しい靴の履き方について指導するものとする。 1. プレアルファ〜デルタテストを受験する際は、合格するためには全ての必須課題要素に合格しなければならない。 2. 各テストでは、スケーターは必須課題要素と姿勢の両方の採点を受ける者とする。 3. プレアルファ〜デルタテストでは、合・否判定のみとする。 スケーターは全ての必須課題要素に合格しなくてはならない。 スケーターがある特定の課題で不合格になった場合、テストは不合格とし、再度全課題を受験し直す物とする。 テストで不合格になったスケーターは、審査員の指示により、十分な練習を行った後に再度受験することが出来る物とする。 4. 姿勢の採点: 姿勢の各項目はそれぞれ個々に見て採点を行う物とする。 姿勢部分のテストを合格するためには、必要とされる姿勢項目の内、最低3つ以上合格しなければならない者とする。 (姿勢に関する一般規程を参照。) 5. ISI大会では、ツーフット(ハの字)またはワンフット(イの字)スノープローストップは、プレアルファ・レベルでも行って良い物とする。 かかるストップはプレアルファ・レベルでは審査の対象とせず、ペナルティの対象ともしない物とする。 6. ISI大会の情報については、ISI大会規程を参照のこと。 |
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